ここ最近、ガジェット系YouTuberのテスラ購入が目につくようになりました。
8月22日にはカズチャンネルがModel YLの購入を報告。8月3日にはワタナベカズマサさんがModel YLを納車し、2月にはガジェットモもModel 3を購入しています。
見ていて面白いのは、3人ともテスラを「高性能なクルマ」としてだけではなく、スマホやPCに近いガジェットとして捉えていることです。
カズチャンネルもModel YLを注文
カズチャンネルは、5年乗ったステップワゴンからの買い替えとして6人乗りのModel YLを選択。動画ではパールホワイトの仕様で、注文額は約777万円と紹介しています。
購入理由として強く出ていたのが、テスラのガジェット感とFSDの日本展開への期待でした。
ワタナベカズマサさんも8月にModel YLを納車し、その後の動画でもテスラをガジェットとして評価しています。さらにガジェットモも2月にModel 3を購入しており、こちらは動画タイトルの時点でテスラをガジェットとして扱っています。
ここまで続くと、単なる偶然というより、ガジェット好きとテスラの相性がかなり良いのだと思います。
なぜガジェット好きにテスラが刺さるのか
個人的に一番大きいのは、購入後も機能やUIが変わっていくところです。
一般的なクルマは納車された時点で機能がほぼ完成していますが、テスラはOTAアップデートでソフトウェアが更新されます。スマホのOSアップデートに近い感覚で、クルマの使い勝手が後から変わることがあります。
スマホアプリから空調や充電状態を確認したり、車両側も大型ディスプレイを中心に操作したりと、従来のクルマよりデジタル製品に近い部分も多いです。
ガジェット系YouTuberが「巨大なガジェット」と感じるのは、かなり自然だと思います。
2026年は価格面でも買いやすくなった
今年テスラが目立っている理由は、製品そのものだけではありません。
2026年はModel 3やModel YなどでCEV補助金が127万円となり、自治体によっては独自のEV補助金も併用できます。また、一定期間に注文・納車した車両を対象に、スーパーチャージャーを3年間無料で利用できるキャンペーンも実施されました。
もともとテスラに興味はあったものの、価格で踏み切れなかった層にはかなり大きな後押しです。
実際、販売増加に伴って納車現場が混雑したという報道も出ています。売れ始めれば、今度は納車やサービス体制が追いつくのかという別の問題も出てきます。
テスラは「車好き以外」に広がる段階に入った
今回の流れで面白いのは、テスラが自動車系YouTuberではなく、ガジェット系YouTuberに選ばれていることです。
EVの普及を考えると、これは結構大きい変化だと思います。
クルマ好きが性能やハンドリングで選ぶのではなく、スマホ連携、ソフトウェア、アップデート、静かな室内といった別の価値でクルマを選ぶ人が増えているからです。
ただし、テスラなら誰にでも合うわけではありません。充電環境は人によって大きく違いますし、タイヤ代、保険、修理、サービス拠点など、購入前に確認しておきたい点もあります。
今回の動きを見る限り、テスラは「EVに詳しい人が選ぶ車」から、デジタル製品が好きな人が自然に選択肢へ入れる車へ変わってきています。
テスラの強さは、単にEVだからではなく、クルマを「買った時点で完成する製品」ではなく「使いながら変化するデバイス」として見せているところにあるのだと思います。
参考・出典
- カズチャンネル/Kazu Channel「テスラ、ポチりました。」(2026年8月22日)
https://www.youtube.com/watch?v=Wb7p0qgADo8 - ワタナベカズマサ「ついにテスラ買いました」(2026年8月3日)
https://www.youtube.com/watch?v=4kocFl6cV6A - ガジェットモ「テスラはガジェット! ガジェット好きがついにテスラを購入!」(2026年2月15日)
https://www.youtube.com/watch?v=dWBEtAZpvHs - 36Kr Japan「テスラ『納車大混乱』はなぜ起きた?最大237万円の補助金で注文殺到の裏舞台」(2026年8月17日)
https://36kr.jp/500359/


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