9月に入り、朝晩の気温が下がってくると、クルマに「タイヤ空気圧低下」の警告が出ることがあります。
特にテスラは4輪それぞれの空気圧がモニターやアプリに数値で表示されるため、
「少し前よりずいぶん下がってる?」
と気になった方も多いのではないでしょうか。

実はこれ、必ずしもパンクとは限りません。
Teslaの取扱説明書では、外気温が約6℃下がるごとにタイヤ空気圧がおおよそ0.1bar弱低下する目安が案内されています。
さらにタイヤの空気は自然に少しずつ抜けていくので、気温が下がる秋から冬は空気圧低下の警告が出やすい季節です。
ガソリン車なら「給油したついでにガソリンスタンドで空気を入れる」という流れがありますが、EVではそもそもガソリンスタンドへ行く機会がありません。
初めてEVを購入した人ほど、
「タイヤの空気って、どこで入れればいいの?」
となるのではないでしょうか。
実は方法はいくつかあります。
1.車対応の電動空気入れを買う
個人的には、これが一番おすすめです。
最近はコンパクトな電動空気入れが多数販売されており、たとえば290kPa (2.9bar)と設定しておけば、指定した空気圧まで入ると自動停止してくれる製品もあります。
自宅の駐車場で気になったときにすぐ補充できるので、ガソリンスタンドへ行かないEVとはかなり相性が良いです。
購入するときは「自動車タイヤ対応」であることを確認しましょう。小型の自転車専用品などは、自動車タイヤへの使用を想定していない場合があります。
僕はXiaomiの電動空気入れを使っています

2.手動の空気入れを使う
意外ですが、手動の空気入れでも対応できるものがあります。

一般的な自動車タイヤには米式(Schrader/シュレーダー)バルブが使われているため、米式に対応した口金が必要です。
自転車用フロアポンプにも米式対応製品はありますが、自転車専用とされている製品もあるため、自動車への使用可否は製品ごとに確認しましょう。

完全に空気が抜けたタイヤを膨らませるのは大変ですが、少し低下した分を補充する程度なら手動でも十分可能です。
ただし、ポンプに付属する空気圧計は製品によって精度や読みやすさに差があります。気になる方は自動車用のエアゲージを別に1つ持っておくと安心です。
3.ガソリンスタンドへ行く
そして忘れてはいけないのがガソリンスタンド。
EVでガソリンスタンドへ行っても、もちろん問題ありません。
店舗によって設備や利用方法は異なりますが、分からなければスタッフに「EVですがタイヤに空気を入れたいです」と声をかければよいでしょう。
急に警告が出たけれど空気入れを持っていない、というときにも頼れる存在です。
空気圧はどこまで入れればいい?
ここは重要です。
タイヤ側面に書かれている最大空気圧ではなく、車両メーカーが指定している空気圧に合わせます。
たとえばTesla Model Yでは、冷間時290kPa (2.9bar)が指定されています。
ただし、車種やタイヤサイズによって指定値が異なる可能性があるため、最終的には運転席側のセンターピラーに貼られているタイヤ情報ラベルを確認するのが確実です。
そしてできれば走行前のタイヤが冷えた状態で空気圧を調整しましょう。
走行するとタイヤが温まり、それに伴って空気圧も高く表示されます。温まった状態を基準に空気を抜いてしまうと、冷えたときに空気圧不足になる可能性があります。
テスラはホイールカバーにも注意
テスラでは純正・社外品を含め、ホイールカバーの形状によってバルブ周辺が狭く、空気入れの口金がうまく入らないことがあります。
その場合は、いったんホイールカバーを外して空気を入れるのが確実です。
毎回外すのが面倒という人は、細身のストレートタイプのアダプターなどを使うことで、カバーを付けたまま空気を入れられる場合もあります。
※ホイールカバーによっては隙間が狭く、アダプターでも入らない場合があります。購入前にバルブ周辺のスペースや製品の対応用途を確認してください。
まとめ
EVだからといって、タイヤの空気入れに特別な設備が必要なわけではありません。
自宅で気軽に管理するなら車対応の電動空気入れ、手軽に補充するなら対応する手動ポンプ、道具がなければガソリンスタンドという選択肢があります。(ガソリンスタンドを利用する場合、EVではガソリンは入れられませんので、できれば灯油を買ったり、洗車をお願いしたりするのがいいかなと思います)
特に秋から冬にかけては、気温低下だけでもタイヤの空気圧は下がります。
テスラのように空気圧が数値で見えるクルマだと余計に気になりますが、警告を放置せず、冷間時にメーカー指定値へ調整しておけば安心です。
指定値から1割下がると下がりすぎだと思いますので、290kPa (2.9bar)なら、260kPa (2.6bar) まで下がりきる前に空気を入れておきましょう。
ガソリンスタンドへほとんど行かなくなるEVだからこそ、車対応の電動空気入れを1台持っておくと意外と便利ですよ。


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